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オープンソースのスキャニングを行う INSIGNARY CLARITY により

- バイナリコードのセキュリティおよびコンプライアンス上の課題を解決

Insignary Inc. (以下「Insignary」)は本日、バイナリコードのセキュリティおよびコンプライアンスにおける問題を監視するソリューションであるClarity を発表します。現在は機能限定のベータプログラム版だけが入手可能ですが、2017年1月より広く利用いただけるようになります。Insignary Clarityは、サードパーティーのコードを使う上で、お客様の安全を犠牲にしたり、法的なリスクを高めたりすることなく、コストの削減と効率の向上と いう「サプライチェーンの課題」を解決します。

Insignary Clarityは、Binary Analysis Tool(バイナリ解析ツール:BAT)と呼ばれるオープンソースフレームワークが基本となっています。このフレームワークは、Insignaryの CTOであるArmijn Hemelが生み出したものであり、6年にわたりIT市場全体で使用され、コンプライアンスに関する問題に対処しています。Insignary Clarityは、ソフトウェアの精度が向上しているだけでなく、セキュリティ解析や最新のユーザーインターフェース、クラウドでもオンサイトでも配備可 能なオプションが追加されています。

「私は、オープンソースバイナリでのコンプライアンスエンジニアリングを自動化させるためにBATフレームワークを構築しました。 Insignary Clarityは、サプライチェーンでのオープンソース監視能力を飛躍的に向上させることで、セキュリティ/コンプライアンスチームに対する利便性を向上 しています。」とInsignaryのCTO、Armijn Hemelは述べています。

オープンソースプロジェクトとして入手可能なBATフレームワークは、モジュールおよび拡張用として設計されています。Insignary Clarityには、エンタープライズ対応、バイナリコードの「ファジーマッチング」、VulnDBのような市販のセキュリティデータベースへのアクセ ス、ならびにJenkinsのような自動化されたビルドシステムへの対応といった機能が追加されています。

 「Insignaryは、誰もがオープンソースを効率的に利用できるようにするという、10年来のビジョンを現実化したものです。Armijnと 私は、2006年に個々の会社のコンプライアンスに対応するために作業を開始しました。今日、我々はサプライチェーン全体のセキュリティおよびコンプライ アンスにおける問題に対処しています。オープンソースを使ったモバイル端末、内蔵型の機器、IoT対応製品および自動車製品の普及とともに、この点が以前 に比べより重要視されるようになっています。」とInsignaryのグローバルビジネス開発担当副社長のShane Coughlanは述べています。

本リリースについての注釈

  • Armijn Hemel(科学修士)は、1994年からオープンソースのソフトウェアを使用し、長きにわたってオープンソース関連の活動に関わる。NLUUG(オラン ダのUnix/Linuxユーザーグループ)の理事であり、長年にわたるgpl-violations.orgの中心メンバーとして、数百におよぶ GPL(一般公共使用許諾契約書)の違反事例の解決に尽力。また、画期的なバイナリ解析ツールの主要執筆者であり、UPnPプロトコルの導入によって数百 万のルータが無防備になるという、重大な欠陥を初めて明らかにした。
    Hemel氏は、オランダのユトレヒト大学でコンピュータサイエンスを学び、そこで斬新なNixパッケージマネージャーをもとにした、NixOS Linux配布版の最初のプロトタイプを作成。USENIX HotOSやWCRE, MSR、ASEHeなどの科学系学術会議で論文を発表しており、業界の会議では、ライセンスへのコンプライアンスやセキュリティ、コードの由来について講 演を行っている。
  • Shane Coughlanは、通信、セキュリティおよびビジネス開発のエキスパート。専門分野での業績としては、オープン・インベンション・ネットワーク (OIN)を史上最大の特許保護コミュニティーにまで発展させたライセンス保護チームでの先駆的な役割、オープンソース関連の法律専門家で構成された先進 的な専門家ネットワークの構築、ならびに関係者を集め、オープンソース関連の最初の法律雑誌と法律書籍をともに刊行した活動などがある。
    オープンソース関連のガバナンス、内部プロセスの開発、サプライチェーン管理およびコミュニティー構築についての豊富な知識を有し、エンタープライズ向け 機器、内蔵機器、モバイル端末および自動車用機器に関連する業務で従事した経験も豊富。現在、グローバルなサプライチェーンでのオープンソースの活用につ いてのアイデアを提供する企業、Insignaryのグローバルビジネス開発担当副社長を務める。
  • 詳しい情報は、Jenny Sohへの電子メール(sales@insignary.com)または電話(+82-2-547-7167、韓国での営業時間中)でお問い合わせください。

会社概要

Insignaryは、 ベンチャーキャピタルの支援を受け、オープンソースおよびセキュリティの国際的なチームが韓国で設立した株式会社。主な役員は、社長兼CEOのMahn Joon Jang、COOのTaek Wan Kim、CTOのArmijn Hemel、エンジニアリング担当副社長のSiHaeng Cho、ビジネス開発担当副社長のShane Coughlanら。

Insignary Inc.
Suite 1204, 602 Yeongdong-daero, Gangnam-gu, Seoul 06083, South Korea
電話番号:+82-2-547-7167
電子メール:info@insignary.com
ウェブサイト:www.insignary.com